ファスティングダイエットが話題になっていますが、ファスティングは内臓脂肪を落とす食事方法としても注目されています。
内臓脂肪を落とすには、普段の食事を見直すことがとても大切といわれています。
ファスティングで内臓脂肪を効率よく落とす方法をおさらいしておきましょう。
ファスティングは内臓脂肪の撃退に効果が見込める
ファスティングとは「断食」や「絶食」のことで、食事を一定期間摂らない行為を指しています。
最近流行のファスティングダイエットは、一切食事を摂らないというものではなく、食事を摂らない期間、酵素ドリンクなどで脂肪の燃焼を助ける方法が主流となっています。
内臓脂肪の落とし方のコツは、脂肪を効率よく燃焼させることです。
内臓脂肪の落とし方では、内臓に蓄積した脂肪を落とすことが第一の目的です。
そのため、ファスティングで空腹の状態を維持して、脂肪を燃焼しやすい状態を作ってあげるのは、とても効率の良い方法と言えます。
長期間のファスティングは厳禁で、長くても2日間です。
これ以上の期間ファスティングをしてしまうと、体のあちこちに弊害が出てしまう恐れがあります。
月に1回から2回を目安にするとよいとも言われています。
そして、ファスティングの後にはいきなり食事を元に戻すのではなく、おかゆなど胃腸に優しい食事から摂り始めるのも大切なポイントです。
食事を抜いている期間、胃腸はゆっくりと休んだ状態です。
ここにいきなり固形物や刺激物などが入ると、お腹を壊すことがあるからです。
ファスティングは単なる断食と考えられていますが、食事をゆっくりと元に戻していくことも大切なプログラムの一つなのです。
内臓脂肪をファスティングで解消する具体的な方法とは
内臓脂肪の落とし方に効果のある「ファスティング」の実践方法はとても簡単です。
ファスティングをすると決めた日から、食事を摂らないのです。
食事を体内に入れないことで、胃腸を休めることができ、空腹の状態を維持するので体はエネルギー源として内臓脂肪などの脂肪を使って生命活動を維持しようとします。
そのため、脂肪燃焼にも効果が高いといわれています。
しかし、食事を摂らないということは「栄養が不足する」ということで、人によってはファスティングによって肌荒れを起こしたり、疲れやすくなったりすることがあります。
そのため、現在主流となっているのはファスティング中に食事はとらないようにして、その代わりに酵素ドリンクを飲むという方法です。
酵素ドリンクには野菜の栄養がしっかりと含まれていますし、酵素の力で脂肪の燃焼を手助けしてくれるという嬉しい効果もあるのです。
酵素は体調を整えるのにも役立つため、ファスティング中の体調不良を解消してくれる効果も期待でいます。
内臓脂肪の落とし方を気にしている人の場合、一度ではなく、繰り返しファスティングをすることで脂肪を燃焼しやすい体を作ってあげることが大切です。
ハードルが高いと思う場合はプチ断食から始めてみる
ファスティングダイエットの継続期間は、長くても2日以内にとどめましょう。
いきなり数日間のファスティングを行っても、体調を崩すだけで内臓脂肪の落とし方にさほど影響はありません。
2日間のファスティングを月に2回程度繰り返していき、脂肪が燃焼しやすい体作りをするのです。
内臓脂肪の落とし方を気にするあまり、集中してファスティングをしたいという人もいますが、脂肪を燃焼させることはできても、体に必要な栄養まで不足していきますのでオススメできません。
女性の場合、極端なファスティングは栄養不足によって肌荒れを引き起こしたり、ホルモンバランスが崩れて生理周期が乱れたりすることもありますので、短期間で終えるように気をつける必要があります。
月に2回でも続けていくことで、デトックス効果やリセット効果によって内臓脂肪の落とし方に効果が表れますのでじっくり焦らず続けることが肝心です。
内臓脂肪だけではないファスティングのメリットはたくさんある
ファスティングのメリットは、内臓脂肪の落とし方だけではありません。
脂肪を燃焼して痩せるというダイエット効果だけでなく、体全体の代謝を良くして自律神経を整える効果があると言われています。
ファスティングをすることで、普段は食事の消化に使われていた栄養分を代謝に使うことができるので、基礎代謝があがるという嬉しい効果もあります。
内臓をしっかりと休ませることで、味覚や嗅覚を鋭くすることができ、さらには免疫力を上げることができることも分かっています。
また、体内に蓄積した有害物質を体外に排出しやすい状態にできるというメリットもあります。
脂肪とくっついていた有害物質を、脂肪を優先的に燃焼させることで体外に出しやすくすることができるのです。
日ごろ、お酒を飲み過ぎて肝臓を酷使している人にもファスティングはオススメです。
アルコールや食事の栄養を分解する働きを一時停止にできるので、肝臓の働きが良くなることも分かっています。
ファスティングで脂肪を分解する過程で、ケトン体という物質が生成されますが、このケトン体が脳を活性化させるので、脳の働きが活発になるという効果もあります。