中性脂肪の増える原因は、食生活だけではなく、日常生活にも潜んでいます。
それは運動不足やストレス、喫煙などです。
これらの日常生活を改善しないと、食生活を改善しても中性脂肪が中々減らないことがあります。
したがって、日常生活見直すことは、中性脂肪が高くなるのを予防するのにつながります。
日常生活にも潜む!中性脂肪の増える原因とは?
「中性脂肪の増える原因」と聞くと、「脂っこいものを食べ過ぎると増えるもの」というイメージのある方もいるのではないでしょうか。
中性脂肪とは、主に皮下脂肪や内臓脂肪のことを指します。
皮下脂肪も内臓脂肪も、脂質や糖分が蓄えられることで、それが増える原因となります。
しかし、中性脂肪が増える原因はそれだけではありません。
日常生活にもあるのです。
中性脂肪は食生活だけではない!?
なぜかというと、中性脂肪はエネルギーとして使われれば、決して増えるものではありません。
そのため、少し脂っこいものを食べ過ぎたとしても、それを使って代謝できるような日常生活であれば、まったく問題ないのです。
また、食生活だけではなく、日常生活の中にも、中性脂肪の増える原因が潜んでいます。
運動不足は中性脂肪の増える原因に直結する!
日常生活の中で、中性脂肪の増える原因に直結しやすいことといえば、運動不足です。
運動不足になるとエネルギーの消費量が少なくなるので、使われる脂質や糖分が少なくなり、使われなかったものが中性脂肪になります。
「食事の量は増えていないのに、ぜい肉が付き始めたな」と思ったら、運動不足が中性脂肪の増える原因であることが多いです。
エレベーターを階段に
運動といっても、激しい運動をする必要はありません。
エレベーターを使うところを、階段を使うようにすることや、いつもの道を少しだけ早歩きするだけでも、運動不足の解消になります。
また、運動をして筋肉をつけるだけでも、中性脂肪の増える原因を減らせます。
筋肉が増えると中性脂肪がつきにくい
なぜなら、筋肉はエネルギーの消費量が多い部位です。
そのため同じ体重の人でも、筋肉の多い人の方が中性脂肪がつきにくい傾向にあります。
したがって、筋肉をつけることを意識した行動をとるだけでも、運動不足の解消になります。
少しの筋トレで十分◎
この方法は「筋トレは苦手」という方には一見向いていないように思えますが、筋肉をつけるといってもムキムキの筋肉をつけるわけではありません。
1日15回のスクワットでも、十分に筋肉をつけられ中性脂肪を付きにくい体質にします。
また、階段の上り下りのときでも、足全体の筋肉を使っているイメージで行うだけで、スクワットと同じ効果が得られます。
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実はストレスも中性脂肪の増える原因だった?!
「ストレス」と聞くと、どんな病気を発症することを思い浮かべるでしょうか。
多くの方は、精神的な病気のことを思い浮かべるのではないでしょうか。
実は、ストレスを感じると中性脂肪の増える原因となるのです。
そのため、食生活にも問題はないし、適度な運動もしているはずなのに、なぜかぜい肉があるという方は、ストレスが原因かもしれません。
ストレスでも中性脂肪が増える?
ストレスで中性脂肪が増えると聞くと、「単純にストレスが原因で暴飲暴食をしているのでは?」と考えるところです。
しかし、暴飲暴食をしていなくても、ストレスは中性脂肪の増える原因となりえます。
なぜかというと、人はストレスを感じると、自律神経が乱れるからです。
自律神経が乱れた時の状態
自律神経が乱れると、本来ならば必要のないはずの量の副腎皮質ホルモンが分泌されます。
副腎皮質ホルモンが分泌されると、脂質のひとつである遊離脂肪酸がたくさん作り出されます。
この遊離脂肪酸は、肝臓で中性脂肪に合成されます。
したがって、ストレスによって自律神経が乱れると、中性脂肪がつきやすくなるのです。
ストレスを解消する何かをする
ストレスを感じないようにすることは、非常に難しいです。
なぜなら、防ぎようのないことでも、人はストレスを感じやすいからです。
したがって、日常生活を送るうえでストレスによる中性脂肪が増えるのを減らすためには、ストレスを解消する方法を身に付けることです。
運動や湯船に浸かってリラックスする
例えば、好きな運動をして汗をかけばストレスの解消になります。
また湯船につかって体をリラックスさせれば自律神経が整うのでストレスの解消になるでしょう。
日常生活の中で、適宜にストレス解消することが大切です。
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たばこを吸う習慣のある人も中性脂肪にご注意
また、日常生活でたばこを吸っている方も、中性脂肪がつきやすいと言われています。
そのため、ストレス解消をたばこを吸うことだけに頼っていると、中性脂肪がつきやすい悪循環に陥りやすくなります。
そこにお酒が入ってくると、お酒も中性脂肪の増える原因の1つなので、それはもう中性脂肪の負のスパイラスです。
中性脂肪が増える原因は一酸化炭素
たばこが中性脂肪の増える原因になる理由は、一酸化炭素が含まれているからです。
この一酸化炭素は、血液中の脂質を増やす働きがあります。
血液中の脂質が増えすぎると、使われないエネルギーであるので、中性脂肪として蓄えられるようになったり、血液の流れが悪くなり動脈が硬くなりやすくなります。
ダイエットしているのに痩せない原因
そのため、たばこを吸い過ぎると、暴飲暴食をしていなくてもぜい肉の原因となったり、ダイエットをしているはずなのにぜい肉が落ちなかったりします。
したがって、中性脂肪で悩んでいるときに、日常生活でたばこを吸う習慣がある場合には、たばこの吸う本数などを見直した方が良いでしょう。
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