悪玉コレステロールはバターや生クリームなどの動物性脂肪の過剰摂取、不規則な生活習慣、喫煙や飲酒、ストレスなどで増えてしまいます。
健康診断の度に悪玉コレステロールの数値を医師から指摘され、生活習慣や食生活の改善などを指導されているという人も多いのではないでしょうか。
悪玉コレステロールはホルモンの材料やビタミンの代謝に必要なコレステロールを全身に運ぶ役割を持っているので必ずしも悪者というわけではありませんが、血管に関連する疾患を発見する際に指標となり、増えすぎると様々な疾患の引き金になってしまうことから正常な数値を意識する必要があります。
普段の食生活や生活習慣が起因していることから、なかなか改善することができないという人は、悪玉コレステロールを減少させるのに役立つ成分が配合されているサプリメントを上手に活用してみましょう。
悪玉コレステロールの減少におすすめの成分
悪玉コレステロール値を下げる成分はたくさんありますが、中でも悪玉コレステロール値を下げるのにおすすめの成分を紹介します。
オメガ3系のDHA・EPA
青魚に豊富に含まれている油がDHAやEPAです。
油と聞くと悪玉コレステロールを下げるには不向きな気もしますが、オメガ3系のDHAやEPAは悪玉コレステロールを減少させる作用を持っています。
ただしDHAやEPAは魚の身の部分よりも皮や骨、頭や内蔵などに含まれており、熱に弱い性質を持っていることから普段の食事で取り入れても十分に摂取することができない傾向にあります。
そんな時はサプリメントを活用してDHAやEPAを摂取しましょう。
脂肪の吸収を抑えるカテキン
緑茶や紅茶に含まれているのがポリフェノールの一種であるカテキンです。
カテキンはコレステロールを減少させる働きがありますが、悪玉コレステロールにのみ作用し善玉コレステロールには作用することはありません。
緑茶や紅茶を飲むのも悪玉コレステロールの減少を期待することができますが、それと同時にカフェインも摂取してしまうことから、サプリメントを活用することで効率的にカテキンを摂取することができます。
参照元善玉コレステロールを増やすイソフラボン
女性ホルモンのエストロゲンは善玉コレステロールを増やす働きがあります。
善玉コレステロールは血液中のコレステロールを回収して肝臓に運ぶ役割を持っているので善玉コレステロールが増えると必然的に悪玉コレステロールは減少します。
エストロゲンの働きによって男性よりも女性の方が高コレステロールになりにくい傾向にあり、閉経後はエストロゲンが減少することから中高年以降の女性も高コレステロールになりやすくなります。
そしてエストロゲンと似た構造を持ち、似た働きをすることができるのがイソフラボンです。
納豆や豆乳、豆腐やきなこなどの大豆製品に含まれていることから普段の食事でも手軽に取り入れることができますが、外食や惣菜などが多いという人はサプリメントで取り入れるのもおすすめです。
おすすめのサプリメント3選
悪玉コレステロール値を下げるサプリメントはドラッグストアやネット通販などで豊富に販売されていることから、いったいどれを選べばいいかわからないという人におすすめのサプリメントを3つ紹介します。
DHAやEPA、ナットウキナーゼを摂取できる「きなり」
悪玉コレステロール値を下げるのに魚を中心にした食事がいいと言っても、普段の食生活でなかなか魚を取り入れることができないという人におすすめするのが「きなり」です。
きなりにはこれまでの魚油とは異なる真っ赤なクリルオイルが配合されており、酸化を抑えて効率的に成分を摂取することができます。
また、きなりには血液をさらさらにして悪玉コレステロールを減少させるナットウキナーゼも配合されています。
一日の推奨量のDHAやEPAの半分以上をカバーできる「大正DHA・EPA」
悪玉コレステロール値の減少など健康維持のためにDHAやEPAの一日の摂取目安量は1000㎎です。
この量をクロマグロの赤身の刺し身から摂取しようとすると単純な計算で10人前の量が必要になります。
ですが大正DHA・EPAなら1日5粒で600㎎を摂取することができ一日の摂取量の半分をカバーすることができます。
フラバンジェノール、プロシアニジンが悪玉コレステロールを下げる「コレステ生活」
ポリフェノールの一種であるフラバンジェノール、プロシアニジンが配合されているのがコレステ生活です。
この2つの成分によって悪玉コレステロール値を下げることができ、一日2粒の摂取となっているので手軽に続けることができるサプリメントです。
サプリメントの上手な活用法
サプリメントは健康食品に分類される食品であり、健康維持増進のために広く利用されています。
ですがサプリメントだけを取り入れていれば悪玉コレステロール値を下げることができるというわけではありません。
基本的には食事からの摂取が望ましい
必要な成分は基本的には食事から取り入れるようにすることが大切です。
悪玉コレステロールの減少には食事の管理は欠かせません。
サプリメントを飲んでいるからと言って、暴飲暴食を続けていては何の意味もありません。
悪玉コレステロール値を下げる成分によっては普段の食事では取り入れにくい成分もあることから、そんな時はサプリメントを活用するようにしましょう。
一度にたくさん摂取しても意味がない
サプリメントには悪玉コレステロール値を下げる成分が含まれていることから、一度にたくさん摂取すればそれだけ効果があるのではと思う人もいるのではないでしょうか。
ですがサプリメントは一度にたくさん摂取したとしても不要な分は尿などで体外に排出されてしまうので、体に必要な量をキープするためには一日の摂取量を守る、一日数回に分けて摂取するなどする必要があります。
サプリメントを飲む時は水かぬるま湯で!!
ジュースやお茶など身近にあるものでサプリメントを飲むという人もいるのではないでしょうか。
ですが、飲み物の中には一緒に飲むと成分の吸収を妨げてしまう可能性があります。
サプリメントの効果を高めるためには水かぬるま湯で飲むようにしましょう。
悪玉コレステロールを下げるおすすめのサプリメントのまとめ
悪玉コレステロールの減少には食事の管理や生活習慣の改善など、普段の生活を見直すことが大切です。
悪玉コレステロールの減少の基本は生活習慣や食生活の改善を意識し、一緒にサプリメントを取り入れることで効率的に悪玉コレステロール値を下げることができます。