血糖値を下げる飲み物なら、特定保健用食品を利用してみましょう。
難消化性デキストリンが含まれている飲料などもあり、血糖値の上昇を抑えられるでしょう。
お茶やジュース、アルコール飲料などの特定保健用食品を調べましたのでご紹介します。
血糖値を下げる飲み物で特定保健用食品になっているものとは
血糖値を下げたいと考えている方も多いかもしれません。
血糖値やHbA1cを下げる飲み物は、特定保健用食品を選択される手段もあります。
特定保健用食品とは、特定の保健を目的として摂取する方について、摂取することで該当する保健目的が見込めるという点が認められた食品です。
しかし、一体どういった製品があるのか分からない方もいるでしょう。
そこで今回は、各メーカーから販売されている、特定保健用食品について探っていきます。
ぜひ、血糖値を下げる飲み物を参考にしてみてください。
お茶にも特定保健用食品がある!血糖値を下げる飲み物
血糖値を下げる飲み物であるカルピスの「健茶王」は、特定保健用食品です。
関与成分として食物繊維の『難消化性デキストリン』(1回分あたり6g)が含まれています。
この成分により糖の吸収を緩やかにしてくれるので、血糖値が急激に上昇するのも抑えられ、HbA1cを下げる飲み物ともなるのです。
カフェインが含まれていて、食事を一緒に摂る必要があります(1日3回)が、烏龍茶や他のお茶と同じような感覚で飲みやすくなっていますので、苦みも少なくなっています。
血糖値を下げる飲み物であるヤクルトの「蕃爽麗茶」も特定保健用食品で、糖の吸収を穏やかにしてくれるのです。
その効果は、グァバ葉ポリフェノールが含まれている点によります。
よって、血糖値を下げるだけでなく、上がるのも抑える効果があります。
消化酵素の働きを抑制して、食べた物が糖に変換される速度を緩めます。
さらに効果を上げるとすれば、食前もしくは食事の際に一緒に飲むのが望ましいとされています。
毎食200ミリリットル飲むと良いでしょう。
血糖値を下げる飲み物であるアサヒ「十六茶W」も特定保健用食品です。
食物繊維の作用で食後に糖が吸収されることや、血中の中性脂肪の値が上昇するのを抑えます。
これは、難消化性デキストリンの作用によるものです。
味に関しては苦みや渋みがあまりなく、十六茶らしさのある香ばしさで、すっきりとした味わいになっています。
「食事の生茶」は、生茶シリーズの機能性表示食品です。
難消化性デキストリンが注目成分であり、脂肪の吸収を抑えたり、糖の吸収を穏やかにする、整腸作用も期待できるといった3つの特徴があります。
飲んだ方の口コミでは、通常の生茶よりも酸味が少なくとろみも感じられたというものもあります。
血糖値を下げる飲み物の「からだすこやか茶W」も、脂肪の吸収を抑えることや糖の吸収を穏やかにします。
よって、血中の中性脂肪が高い方であり脂肪の多い食事を頻繁に摂るという方、食後の血糖値が気になってしまう方などにうってつけです。
血糖値を下げる飲み物にはジュースもある!
ジュース類にも、血糖値を下げる飲み物があります。
「三ツ矢サイダープラス」には、関与成分として難消化性デキストリン(5グラム配合)という水溶性の食物繊維が含まれています。
それによって、特定保健用食品に認められたHbA1cを下げる飲み物なのです。
水溶性食物繊維は、胃の中で膨張して、粘り気を強くしたり食塊を大きくするなどして、食べ物の吸収を遅くします。
それによって、中性脂肪の値が上昇したり血糖値が上昇するのを抑えられるのです。
また、カロリーはゼロですがサイダーの爽やかな味わいはそのままになっています。
ただ、血糖値の上昇を抑える効果は期待できますが、ダイエット効果が見込める訳ではありません。
さらに、保存料や糖類も使われていない点も特徴です。
味に関しては、通常の三ツ矢サイダーと変わらないほどに炭酸も効き爽やかさがありスッキリとした味わいとなっています。
お酒にも特定保健用食品があるから要注目!
お酒というと、ビールや日本酒、梅酒、カクテルなどは糖質があるため、血糖値を上げてしまいかねません。
しかし現在では、糖質ゼロと謳われているビールも登場しています。
アサヒ「スタイルバランス」は、食物繊維の難消化性デキストリンが含有されていて、HbA1cを下げる飲み物です。
難消化性デキストリンは、食事の脂肪および糖分の吸収が抑えられるのです。
食事の際に、1日1本を目安として飲むのがポイントです。
ただ、摂りすぎてしまったり、体質、体調によってはお腹が緩くなるケースもあります。
キリンの「パーフェクトフリー」は、ノンアルコール飲料でありカロリーゼロである点が特徴で、血糖値やHbA1cを下げる飲み物です。
スタイルバランスと同様に、食物繊維の難消化性デキストリンが関与成分となっています。
食事で摂取した脂肪や糖の吸収が穏やかになるでしょう。
難消化性デキストリンは、トウモロコシデンプン由来の食物繊維です。
原料となっているデキストリンは、アメリカにおいてGRAS(一般的に安全とされている食品)分類されているのが特徴です。
微生物を使い発がん性があるかどうかを簡単に評価できる試験で陰性とされていて、安全性を確認されています。
アルコール飲料も、血糖値を下げる飲み物として注目してみてはいかがでしょうか。