血糖値やHbA1cを下げる食べ物なら、タンパク質が多い食べ物がおすすめです。
タンパク質を多く含む食べ物の中でどの食品が血糖値やHbA1cを下げるのに、効果的でしょうか。
具体的にご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
血糖値やHbA1cを下げる食べ物
鶏のささ身がおすすめ!
血糖値やHbA1cを下げる食べ物として、鶏のささ身があげられます。
鶏のささ身は食べごたえがあるのですが、糖質や脂質が少ないですし、カロリーも割と少な目な点が特徴です。
調理法を工夫すると、より歯ごたえ良く食すことができるでしょう。
主食として、鶏のささ身を置き換えて食べるのも、血糖値やHbA1cを下げる方法の一つです。
鶏のささ身には、美肌効果のあるビタミンAや疲労回復などが期待できるビタミンB群が豊富に含まれています。
それに、酵素の働きを補助してくれるナイアシンや肝機能の助けにもなってくれるタンパク質も多く含まれている食べ物です。
鶏のささ身は、部位として特に脂身が少ないのが特徴です。
ダイエットをしている間だったとしても、適量であれば気にすることなく食べられるでしょう。
そのくらい、高タンパク低脂肪であり、何かと使える優れた食べ物です。
脂質も低めですし、炭水化物ももちろん含まれていないので、血糖値やHbA1cを下げる食べ物として有効です。
それに、ビタミンAやB₂、B群のナイアシンも多く含まれていることから、栄養がたっぷりと摂れる食材でもあります。
HbA1cの値や血糖値を気にしてそれに沿った食事をしている方でも、美味しい上にお腹いっぱいに食事ができるのが魅力です。
血糖値やHbA1cを下げる食べ物には魚介類も有効!
青魚のサバやイワシ、さんまは、血糖値やHbA1cを下げる食べ物として、進んで食べるのが望ましいです。
青魚には、血液をサラサラにしてくれるEPAやDHAがたっぷりと含まれていますし、悪玉コレステロールを下げる代わりに、善玉コレステロールを上げてくれるのです。
血液をサラサラにしてくれるEPAおよびDHAによって、体内の巡りを改善するのも大事になってきます。
EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)は、いわし・さば・あじなどの青魚に多く含まれるn-3系脂肪酸のひとつで、体内ではほとんど作ることができない必須脂肪酸の一種です。
そのため、以前から中性脂肪やコレステロール値を改善させるのに期待されている成分です。
厚生労働省でも、1日に1グラムのEPAやDHAを摂取するのが推奨されています。
EPAやDHAを1グラム摂取するとなると、例えばイワシなら大体40グラム食べるのが必要です。
また、貝類のあさりにはタウリンが含まれています。
タウリンは含硫アミノ酸(硫黄原子を有するアミノ酸)の種類であり、筋肉が胆汁酸と結合し存在する栄養素なのです。
肝機能を正常にしてくれる作用や、コレステロールや血圧を下げる効果も期待できます。
牡蠣にもタウリンが含まれていますし、いかは血糖値を下げられる低GI値である点が特徴です。
GI値が低いと、食べた後の血糖値の上昇が緩やかになりますし、1日の血糖値が低く抑えられるのです。
それを継続していくと、HbA1cも下げられるということです。
大豆製品も血糖値やHbA1cを下げる効果が期待できる食べ物!
大豆製品も、血糖値やHbA1cを下げるといわれる食べ物です。
大豆製品の中の納豆は、含まれているビタミンB₂、食物繊維、レシチンといった3種類の成分がHbA1cを下げてくれると言われています。
それに、『納豆キナーゼ』と言う成分が納豆には含まれていますが、血流改善の作用があるということで注目されています。
血流が改善されると、血管の詰まりに関しても予防が期待できます。
納豆キナーゼはドロドロになった血液で血管にできてしまった血の塊を溶かす働きがありますが、それは血液を固まらせてしまうフィブリンと言うタンパク質を分解してくれるからなのです。
血管にできてしまった血の塊の原因であるタンパク質に作用して血圧を下げて、血液自体もサラサラにしてくれます。
その効果は半日ほど保てる可能性もあるという特徴もあります。
とは言え、納豆に含まれているビタミンK₂は血液を凝固してしまう可能性があるので、納豆の摂りすぎには気を付ける必要があります。
そして、高タンパク低カロリーの代表格でもあるのが豆腐です。
大豆自体が、豆類の中でも特に糖質が少ないとされています。
それに低GI値とされているので、食物繊維も多いのです。
食物繊維は小腸で吸収されて糖分の吸収も抑えてくれます。
結果として、血糖値やHbA1cを下げる食べ物として効果が期待できます。
醤油をかけすぎないようにして、おろし生姜や生姜酢、刻みネギ、海苔などと共に食べると、より効果が得られます。